JapanCPAPの児玉です。
今回はニュースの記事をもとに寝ているときに起きる「いびき」「無呼吸」の改善ポイントをご紹介いたします!
この「いびき」やっかいなもので、一昔前までは「よく寝れている証拠」だと考えられていました。深い睡眠に入れば入るほど筋肉が緩和されていびきになってしまうこともあり、逆に妨げているとも言えます。
いびきが突然止まり、静かになったと思ったらいきなり「がっ!!」と大きな音を立ててまたいびきが始まる、というのも聞いたことがあると思います。それはまぎれもなく「睡眠時無呼吸症候群」です。
どれが危険な睡眠の兆候?チェック
ここで、今回参照にしている記事の中で面白いものがあったので取り上げさせていただきます。
寝ているときに気道が塞がり、いびきや無呼吸症状が起きてしまいます。この症状を改善する方法で、適切なものはどれでしょう?
(1)肥満の人の場合減量する
(2)寝るときは仰向けで寝る
(3)アルコール飲料を控える
(4)睡眠薬を飲む
睡眠時無呼吸症候群やいびきは体系で判断してはいけません
前回の記事でお話しした通り、体系のみで判断は絶対にしてはいけません。詳しくは前回の記事を読んでみてください。
もちろん、大きな原因の一つであることには変わりはないのですが、やせ型の方でも、女性でも、子供でも起きるのが睡眠時無呼吸症候群、というのが今の常識となっています。
タバコも原因の一つに!?
タバコを吸う人に睡眠時無呼吸症候群の傾向があるというデータも存在します。これは、タバコを吸うことにより気道に炎症が起きるからです。本気で睡眠時無呼吸・いびきの対策をするのであれば禁煙が必要になる可能性が高いです。
アルコールも、いびきの誘因となる可能性が高いため控えるべきです。また、「不眠のために睡眠薬」を使用するのも危険を伴います。アルコールと同じで筋肉を緩和してしまう可能性があり、いびきや無呼吸の原因になります。
減量は20キロから効果があるといわれている
減量が必要な方は、結果が出る可能性が高いですが、数キロの減量ではあまり効果は期待できません。睡眠時無呼吸症候群のための減量であれば「20キロ単位」で減量する必要があります。
例として「身長170センチ、体重90キロ」の方が「70キロ」まで減量することができたときにCPAPを卒業する可能性がある、と言われています。
とはいえ、原因がそもそもの骨格等であればそれでも結果はなかなか出ません。そういった場合や、そもそもやせている人の場合はCPAPを使い続けることとなります。
いびき改善ポイント1・横向きで寝る
ここからは現実的な対処となります。
基本的にあおむけで眠ると無呼吸やいびきが起きがちです。これにはいくつか理由があります
1・重力によって気道がふさがる
2・顎が下に下がり気道がふさがる
3・舌根沈下が起きる
1・重力によって緩んだ筋肉が軌道をふさぐことを防ぐため、あおむけより横向きで眠ることのほうがリスクは少なくなります
2・枕等を使いあおむけで寝ると自然と顎先が下がります。そうなると物理的に気道が狭くなるのでやはり横向きのほうがこちらも起きにくくなります。
3・舌根沈下とは、舌の根が喉の奥に落ち込んでしまい気道をふさいでしまうことです。これが無呼吸の原因となることは多く、横向きが推奨される理由の一つです。
いびき改善ポイント2・マウスピースを使用する
場合によっては口腔外科等で作成されたマウスピースを使用することがあります。いびき、無呼吸用のマウスピースは下あごを前に出しながら寝るため気道を確保しやすい状態を作ってくれます。
しかし、中には顎関節症になってしまう方もいたりと管理と副作用は少しハードルが高いと思います。
いびき改善ポイント3・CPAPを使用する
CPAPを使うことですべて解決できる!というパターンはかなり多いと思われます。
それも「閉塞性睡眠時無呼吸症候群」であればなおさらその可能性は高く、副作用もほとんどないといっても過言ではありません。
CPAPは物理的にお部屋の空気を送るため、閉塞した気道を空気圧で広げ、気道を確保します。閉塞した気道を空気が通る振動がいびきですから、そもそもいびきは改善されることになります。
CPAP以外の・・・と考え始めたのですが、最終的にはCPAPにたどり着いてしまうほど確実かつ、安全な方法がCPAP治療だといえます。
もちろん、CPAPではむずかしい「中枢性睡眠時無呼吸」などもありますが、こちらの場合はそもそも上記の対策のどれもが当てはまらなくなりますので別の治療が必要です。
CPAPは生活に寄り添い、あなたの人生を豊かにしてくれるデバイスです。病院でのレンタル、購入での使用、現在は少しずつ間口が広がり、選択肢も増えています!CPAP使用に対してのご相談はいつでもお気軽にご連絡ください!