CPAPトラブル①冬の乾燥【2022年冬版】

寒さも厳しくなる12月にはいりました。<br>CPAPにおいて冬というのはトラブルの多い季節です。今回はそんな冬のCPAPトラブルの代表的な問題「乾燥」についてお話しさせていただきたいと思います。

そもそもCPAPの副作用は乾燥なので冬はつらい季節になります

CPAPを使用する際、どんな季節でも乾燥は気にしなければいけない問題です。お部屋の空気を常に気道に送り込むCPAP治療はどうしても乾燥を切り離すことはできません。

特に冬場はエアコンなどで空気を乾燥させてしまいがちですから、これも乾燥を助長してしまう要因です。

CPAP 乾燥による問題①鼻血が出てしまう

CPAPを使用することで鼻の粘膜が乾燥してしまい、鼻血が出やすくなってしまったとご連絡をいただくことは多いです。

CPAP乾燥による問題②風邪をひきやすくなる

乾燥してしまうとどうしても風邪をひきやすくなってしまいます、健康のためのCPAPで風邪をひいてしまうとなると早めに対応したいところです。

CPAPの乾燥対策は「専用加温加湿器」

CPAPの乾燥に対しての対策は「CPAP専用加温加湿器」です。CPAPから排出される空気の出口に専用加温加湿器を設置することで効果的な乾燥対策を行うことができます。

CPAP専用加温加湿器はお部屋の加湿より効果が高い

こちらは別でお話しさせていただきたいところですが「お部屋の加湿器を使用しているから大丈夫」と思ってしまいがちですが、これはもちろん効果はあるのですが、CPAPによって引き起こされる乾燥はお部屋の加湿器では乾燥を取り切れないことが多いです。

直接的な加湿を行うことができる専用加温加湿器の効果は高く、乾燥対策はこれしかないとも言えます。

CPAP専用加温加湿器のお手入れ方法

CPAP専用加温加湿器を使用する場合はCPAPのみを使用するよりも必要なことが増えます。ここからは気を付けるべき点などを開設させていただきます。

水は毎日交換・精製水(精製水)が推奨です。

CPAP専用加温加湿器に使用する水は基本的に毎日交換しましょう、水の種類は精製水が推奨です。ドラッグストアなどで販売されている精製水はコンタクトレンズ用などで販売されています。不純物のない蒸留水を使用していただきたい、ということになります。

これはほとんどの場合が加熱式の加温加湿ですので、栄養成分が残ってしまうためです。

ホースは通常よりも清掃回数を増やしましょう

乾燥対策としてCPAP専用加温加湿器を使用した場合、ホース内の湿度も当然上がってしまうため清掃をしましょう。
ホースの清掃に関しては詳しく別の記事にて記載させていただきます。

たまに加湿タンクを丸洗いしましょう

CPAP専用加温加湿器は基本的に水を入れる穴以外にないんでは?と感じてしまうことが多いです。しかしほとんどの場合加湿タンクは開くことができ、少しの洗い辛さはあるものの、丸洗いすることができます。

CPAP専用加温加湿器の注意点

CPAP専用加温加湿器を使用している場合、使用に対する注意点が増えます。中には本体自体が故障してしまうことにつながることもありますので使用をご検討の方はこちらを知ったうえでご検討ください。

水は毎日交換

たとえ精製水を使用していたとしても水は毎日交換してください、どんなに清潔に使用していても加湿タンクは汚れが付くことがありますが、交換せず使用すると気が付けば精製水でも確実に汚れてしまいます。

本体移動時は水を抜く

これは結構ありがちな問題です。加湿タンク内に水が入ったまま移動するとタンクの水が本体に入り込んでしまうことがあります。

基本的に返しのようになっていて本体に水は入りにくい構造にはなっていますが、水が入っている状態で傾ければ少なからず水は本体に入り込みます。
こうなった際の故障は補償対象外となりますので必ず水を抜いて移動しましょう。

水を入れすぎない

CPAP専用加温加湿器に水を入れすぎるとホース側に水が入り込むことがあります。ホースに水が入ると空気の出口がふさがれ、圧力が上がるだけでなく、空気自体が送られないことがあります。

「ゴポゴポと音がして寝られない」と連絡をいただくほとんどがこちらです。

これは冬の結露による問題でも起きることです。本当に冬はCPAPのトラブルが多い季節なんです。

加温加湿器を設置することができるCPAP

当サイト掲載内のCPAPで加温加湿器を設置することができるCPAPをご紹介いたします。

加温加湿器一体型のドリームスター

当サイトのCPAP、ドリームスターは加温加湿器一体型でポイント割引後20万円台でご購入いただけるとってもお得なCPAPです!乾燥対策として加温加湿器を設置すると高額になってしまうCPAPが、据え置き型の高クオリティでとってもお得にご購入いただけます。
もちろん加湿機能をOFFにすることもできますので、シーズンごとで使用方法を変えられます。

加温加湿器使用可能・S.BOX(Sボックス)

ドリームスターの後継機種であるSボックスには加温加湿器を設置することができます。
オプションになるため冬場必要そうなら買おうかな・・・?といった声も多いです。
逆に言うと加湿器を使わない方も多いので、後から考えたい、という方にはお勧めです!ドリームスターの後継機種であることから静穏性や使用感は非常良いCPAPです。

加温加湿器使用可能・XTAUTO(XTオート)

コンパクトCPAPであるXTオートは加温加湿器のオプション設置が可能です。どうしても加湿器を付けてしまうとコストもサイズも大きくなってしまうため、オールシーズンで加湿器を使用したい方はドリームスターのほうがおすすめとなりますが、「冬場だけ、持ち運びが多く、その際は加湿器はいらない」という方はこちらのセットがおすすめです。

本格的な冬はこれから!2022年冬の乾燥対策まとめ

その年は関係なく、CPAPの乾燥対策は「加温加湿器」が基本であり、第一選択です。冬場感想を感じたらすぐにご相談ください!
病院でレンタルをしている方は担当の営業・医師に相談にしてみてください。

乾燥についてのお客様の声

2022-2023年冬の乾燥情報

最後に、冬の乾燥情報を更新していきたいと思います。

2022年12月第1週の乾燥情報