JapanCPAPの児玉です!今回はCPAPのマスクについてのお話をさせていただければと思います!
CPAPのマスクは基本「ネーザル(鼻)マスク」
CPAPを購入することをご検討いただく際に「マスクは何を選べばいいの?」と迷ってしまうことがあると思います。
まず、CPAPの基本のマスクはネーザル(鼻)マスクになります。
ここからはなぜネーザルマスクなのか?というところと基本的なマスクの選び方、おすすめのマスクなどをご紹介できればと思います!
ネーザルマスクのメリット
CPAPの基本のマスクはネーザルマスク(鼻)ですが、ここには大きなメリットがあります。基本の呼吸は「鼻呼吸」ですので、自然な呼吸の為にはやはりネーザルマスクである必要がございます。
【CPAP設定圧が高い人でも安心】
圧力が高いとネーザルマスク以外の場合問題が起きる可能性があります。ネーザルマスクを使用することで自然な呼吸を確保できます。
【個人的感想・ネーザルマスクの利点】
ネーザルマスクには鼻の前に「空間」があります。ここで空気が滞留するからか、同じ圧力をかけても呼吸がしやすく感じます。一度慣れてしまえばネーザルマスクが一番楽だと感じるようになりました。
ネーザルマスクデメリット
基本のネーザルマスクですがデメリットもあります。それでも基本はネーザルというのは変わらない為、どうしてもの理由がない限りは「最初はネーザルマスク」をご使用ください。
【口が開いて空気が抜ける】
ここはデメリットというより「これに慣れる必要がある」部分になります。この対策としてよく『口にテープを張る』という対策がありますが、これに関しては効果はそこまで大きくないと考えております。
どちらかという『喉を閉じる』イメージで、口を開けても空気が抜けないような状況に慣れることが必要です。
【鼻の周りに跡が付く】
バンドが強いとどうしても跡がついてしまうことがあります。お顔の跡というのはとても気になる部分だと思います。
バンドの調整で解決できることが多いですが、ピロータイプのマスクを使うことで対策ができると思われます。
その他のマスクのメリット・デメリット
それでは、その他のマスクのメリット・デメリットをご説明させていただきます。デメリットはありますが、決して悪いというわけではなく「どうしてもネーザルマスクが使えない方」にはお勧めできるマスクになります
フルフェイスマスクのメリット・デメリット
フルフェイスマスクのデメリットはいくつかあり、私個人的にはこれが原因でフルフェイスマスクが合わなかった経験があるため、マスクでお悩みの際はこちらもご検討の上選択していただければと思います。
【口腔内の乾燥】
フルフェイスマスクは鼻だけでなく、口へ空気を送るためどうしても乾燥してしまします。
対策として専用加湿器がありますが、それでもフルフェイスの場合あまり効果がないことも多いです。
【圧力が強くなる】
鼻と口両方から空気を送り込むため、どうしても圧力が強くなってしまいます。これによる覚醒、呼吸の違和感は強くなる傾向にあります。
【無呼吸を助長することがある】
舌根沈下(舌が喉に落ち込み気道を塞ぐ)を引き起こしてしまうことがあります。舌を圧力で抑え、気道を塞いでしまう、このような状況が生まれてしまうとCPAPをすることで無呼吸がおきる、といったことになりかねません。
大きくは以上となりますが、もちろんメリットもあります。
【口で呼吸ができる】
どうしても鼻で呼吸できない方の場合フルフェイスしか方法はありません。口で呼吸できるため、鼻腔内の閉塞で呼吸ができない方にも対応することができます。
ピローマスクメリット・デメリット
ピローマスクは鼻のみで呼吸するため分類的には「ネーザルマスク」です。メリット・デメリットもわかりやすいため問題がない方にとっては最初からピローでも問題ない可能性があります。
・デメリット
【鼻への違和感】
鼻に直接差し込む形状の為、装着に違和感があるという方がいます。差し込むといっても入口だけなのでそこまで気にはならないと思いますが、慣れは必要になると感じています
【空気漏れしやすい】
塞ぐ面が小さい分、空気漏れした時の量が多くなってしまいます。
すこしずれただけで覚醒してしまうほど空気が漏れるため、圧力が高い人には向いていないマスクです。
【個人的感想・呼気が少し重く感じる】
ネーザルマスクは鼻の前に空間があるため呼吸が柔らかく感じます。それに対してピローマスクの鼻の前にはほとんど空間がありません。これによって私個人的には同じ圧力でも少し重く感じる印象を受けています。
圧が弱めの方には良いと思います。
・メリット
【お顔に跡が付きにくい】
ピローマスクはお顔への接地面が少ない為、後になりにくいです。このことから圧力の低い女性の方へ人気のマスクになります。
まずは今お使いのマスクをご連絡ください
まず、マスクでお悩みの場合は「今使っているマスク」をお伝えください、わからなければマスクの画像をお送りいただければこちらで判断できますので、LINEやメールで画像をお送りください!