睡眠時無呼吸症候群とコロナウイルス感染症の関連性

コロナウイルスの影響で世の中変わり始めてしばらく経ちました。
いつまで自粛が続くのか、オリンピックはどうなるのか、医療はどうなるのか。

どうしても不安が大きくなってしまう状況ですが、しっかりと健康管理をしながら解決を待ち、元のようにマスクなしで出歩ける世の中に戻ることを心町にしています。

皆様の健康状態に少しでも貢献できるよう、今後もしっかりとサポートさせていただきますのでJapanCPAP.comをどうぞよろしくお願いいたします!

今回は睡眠時無呼吸症候群とコロナウイルスかかわるニュースを取り上げさせていただきます。

無呼吸症候群だとコロナウイルス重症化のリスクが8倍!?

アメリカのノースウェスタン大学からの研究結果で「睡眠時無呼吸症候群の患者は新型コロナウイルスの重症化リスクが高くなる」と発表されました。

10病院のデータを集めたところ基礎疾患に睡眠時無呼吸症候群があると、通常のかたと比べてなんと8倍もリスクがあることが分かったのです。

そこから重症化し、呼吸不全を発症するリスクが2倍、と恐ろしい数字が明らかになりました。

結果的に日本呼吸器学会は新型コロナウイルスのワクチン優先対象の基礎疾患に「閉塞性の睡眠時無呼吸症候群」を明示するべきだと見解を示しました。

コロナウイルスワクチン優先接種対象の「睡眠時無呼吸症候群」

コロナウイルスのワクチン接種は世界各地で行われています。日本でも医療従事者や高齢者、基礎疾患をお持ちの方の順で接種が始まっています。

接種対象の基礎疾患は「糖尿」「高血圧」「慢性の呼吸疾患」「免疫疾患」、さらに「睡眠時無呼吸症候群」が加えられました

当サイトの性質から言って、ここに「睡眠時無呼吸症候群」が加えられたことは目を離せない部分です。

睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に呼吸が何度も止まり、浅くなったりすることで血中酸素飽和度が低下し、睡眠覚醒も引き起こしてしまう病気です。

睡眠時無呼吸症候群の特徴

表題のニュースがPhilips社のホームページに掲載されていました。

「睡眠時無呼吸症候群」は

・男性の場合
 40-50歳代が半数以上
・女性の場合
 閉経後に増加

と言われています。潜在的な患者数はなんと500万人とも言われています。
今後も日本でCPAPを使用する患者数は増える一行だと思われます。

いびきに注意!

上気道が狭くなることで起きる閉塞性の睡眠時無呼吸症候群は多く「いびき」が大きく、何度も止まるような現象が起きる方は要注意です。

たかが「いびき」と甘く見ずに、ご家族やパートナーから「いびき」が大きい、止まる、と言われたらぜひ一度検査をしてみてください。

<2 id="5">無呼吸の状態は身体負担大です

無呼吸による血中酸素飽和度の低下は危険な状態です。重症の無呼吸の状態の方の睡眠中の血中酸素飽和度はなんと「エベレスト山頂」と同程度とも言われています。これが睡眠中に、知らない間に行われていると思うとぞっとしてしまいます。

日中の眠気も要注意!

さらに、無呼吸による中途覚醒が何度も起きることで睡眠の質は下がり、結果的に日中の眠気、気怠さが発生します。集中力も低下してしまうため自動車の運転のリスクも上がります。

なんと重症の無呼吸があると交通事故を起こす確率が2.5倍になるといわれています。

睡眠だから自分のことだし・・・と思いがちですが、睡眠時無呼吸症候群は自分以外の第三者に被害を与えてしまう可能性があるのです。

無自覚な睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群は今でこそ聞いたことのある方も多く、いびきが危ないと理解している人も増えました。

しかし、自分が睡眠時無呼吸症候群があると自覚している人少なく、潜在的な患者数は非常に多いといわれています。
今回参考にさせていただいた記事では日本国内の睡眠時無呼吸症候群の疑いがある人口は300万人にのぼると表記されていました。この数字はかなりリアリティのある数字だと思います。

しかし、その中でSAS治療を受けている人はわずか50万人なのです。

今後もCPAP使用者は増えていく

今回は新型コロナウイルスと睡眠時無呼吸症候群についての記事を取り上げさせていただきました。

新型コロナウイルスは世界中の生活を変え、現在進行形で変化を続けています。睡眠時無呼吸症候群とここまでかかわりがあるとわかったのも最近のことで、これからも新しい情報がどんどん入ってくると思われます。

コロナウイルスにかかることなく生活できればいいですが、万が一かかってしまった場合でも、無自覚な無呼吸のせいで重症化してしまわないよう、日々の健康チェック、検査などでご自身の睡眠状況をチェックしてみてください!

CPAPはレンタルが基本ですが購入することも可能です。最近は新型コロナウイルスに対してのリスクの観点で購入される方も多いです。

睡眠時無呼吸、CPAPについてのご相談はいつでもご連絡ください!