CPAPには専用加温加湿器が用意されています。なぜ専用加湿器を必要とするのかをご説明させていただきます。
CPAPの副作用は「乾燥」です
CPAPはお部屋の空気を送ることで閉塞する気道を広げるための装置です。直接的に風を送り込むためどうしても乾燥してしまいます。さらに、CPAPによる乾燥は「専用加温加湿器」以外で解決することは難しいです。
お部屋の加湿器で対応するのは難しい
CPAPによる乾燥はお部屋の湿度を上げることができれば多少良くはなりますが、根本的な解決は難しいと思います。
いくら湿度が高いとは言え、部屋干しでの選択に扇風機を当て続けたらある程度乾燥するように、換気し続けることによりおきる乾燥を防ぐまでには至りません。
専用加温加湿器に入れる「精製水」
基本的にCPAP専用加温加湿器に入れる水は「精製水」推奨です。精製水はコンタクトレンズ用などで薬局で販売されています。特殊な水と思いがちですが「蒸留水」です。加温して蒸発させるため不純物が入っているとそれがタンク内に残り不衛生となります。
そのため、ミネラルウォーターなど栄養素の高いお水を使用するとより不衛生になる可能性が高くなります。浄水器などの水も推奨されません。あくまで衛生面の部分が大きいです。
ジャスミンTは水道水が使える
当サイトで取り扱っているジャスミンは水道水を使うことが許されているCPAPです。それでも精製水を使用するほうが清潔に使えるのは間違いありません。毎回精製水を用意できる気がしない・・・という方はジャスミンTをご検討ください!
水の交換頻度は毎日
上記衛生面を理由に水の交換は毎日行ってください。どれだけきれいな水を使用していても毎日少しずつ減るような使い方をすると最終的に残った水は不純物が混ざってしまいます。
水の継ぎ足しもやめましょう
毎日水を継ぎ足して・・・といった使い方もあると思いますが、これも推奨されません。水は毎日交換が基本で「大体1日で減る量」を入れましょう。
よくある質問「水の減りが遅い」
この質問はよくあります。同じ設定で同じ量の水を入れていれば毎日同じだけの水が減る。そう考えるのは通常のことではありますがじつはこの現象はよくあります。
CPAPは相対湿度、温度などを見ている
CPAPの専用加温加湿はただそのまま温度をあげているだけではなく、湿度やお部屋の温度を調べながら調整されています。そのため日によって水の減り方が違う日があります。
大切なのは「乾燥しているかどうか」
水が減っていない!動いていないんではないか?そう思ったらまず「乾燥を感じたか」をお考え下さい、ほとんどの場合「別に乾燥は感じなかった」となるはずです。
その場合は湿度が足りていたと考えられます。その時に感想を感じるのであれば「湿度設定」を挙げてみてください。
ヒーターが動いているかの確認方法
私が見ている限り、実際に加湿器のヒーターが動いていないという状況はありませんでした。
ヒーターが動いているかの確認は簡単です。加湿器をONにしたままCPAPを稼働させ、しばらくしたら水のタンクを外してヒーター部分を触ってみてください。(熱いのでやけどに注意してください)熱くなっていれば作動しています。
専用加湿器でCPAPを快適に使用しましょう!
CPAPの専用加温加湿器はCPAPを使うことに対してのストレスを大幅に軽減してくれます。乾燥、寒さに対しては抜群の効果を出してくれます!
鼻の中が乾燥して・・・という人はぜひ加温加湿器を使ってみてください!